去年、物見遊山的に出席した、
歯根破折の対応に関しての講習会で紹介を受けた
接着の方法が意外とうまくいっています。
まだ1年予後を見ているわけではないので
はっきりとしたことは申し上げられませんが
患者さんにとって新たな選択肢が一つできたことは確かです。
しかし、すべての破折歯が救われるわけではありません。
歯の種類も限られてきますし、
骨の状態、歯根膜の状態にもよります。
ここは歯の移植と似ているところです。
患者さんには100%成功するとは言い切れなのが難点ですが、
インプラントを治療の選択肢に入れている歯科医師はまず
歯を何としてでも保存する方法を考えるべきなのでしょう。
また、当該の歯がダメになりそうな感じの時に
患者さんにお話しするタイミングも重要だと
最近切に思います。
患者さんのキャラクターも考慮に入れないといけません。
そう、ずっと勉強は続くのです。
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