インプラントを入れている方が要介護の状態になってしまった時、どのようにしたらよいか、迷えるところです。
実は今日、患者さんの奥さまから連絡をいただき、ご主人が脳梗塞で倒れ、右半身が麻痺してしまっているとのこと。インプラントが入っているので、私はどのようなケアをしていけばよいでしょうか?という内容でした。
なんとも、立派な奥さまですね。
実はこの問題、私の課題でもありました。どのようにケアしていこうか、とふと思い出しては考えていました。
とうとう現実にそんな日が来るなんて。
ただ、可能な限り、入院先に伺おうと考えていました。
インプラントを行う、ということは歯科医はその患者さんの人生に大きなターニングポイントを与えることだと思っています。それだけの重みがあるので、私はいつも責任感をしっかりもってインプラントをお勧めしています。けっして安易にはお勧めしないようにしています。
ですから、患者さんからの信頼の念が送られて来なければインプラントに踏み切ることは致しません。
初めて中村歯科医院を受診されて日が浅い方にインプラントを行うときには
かなり慎重になります。
たとえ家族の紹介があっても
その患者さんご自身との信頼関係が築けるまで、躊躇していまいます。
介護とインプラントの関係については、
今後の課題としていきます。
歯科界でもコンセンサスが得られていない問題なので、
現在の自分の臨床レベルと知識の中で答えを見つけていこうと思います。
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